新型コロナ問題の影響かなり深刻ですね。
「経済損失は東日本大震災より大きい」との見方があるようです、たしかにそうだと思います。
僕たち身一つでやってる音楽家は収入が無くなるだけなのでもやしでも食べて耐えることは可能かもしれませんが、社員に給料を支払わなければならない中小企業は深刻ですね。「数ヶ月で倒産」という悲鳴があちこちから聞こえます。
それでも数ヶ月生き延びる内部留保があれば幸いです、収入がないのに仕入れで出費、給与の支払いが必要となればすぐ大赤字は目に見えています。
そうなれば社員は離れていくでしょう、それだけならまだ当然の淘汰と言えるかもしれませんが、それが業界全体で起こりつつあるわけです。言わば強制的な働き方改革です。
しかしそこで怖いのが、一度離散し、流失した才能を再び呼び寄せ再構築するというのはとても難しいということです。社員(メンバー)の才能は、そのチームあってこそ発揮できている場合が多く、同じスキルが別現場で同様に発揮できる保証はありません、もちろん逆に新たなフィールドで才能を開花させる人もいるかもしれませんが。
こればかりは賭けで、例えるなら売れたバンドのメンバーがソロ活動してもうまくいかないことが多いことに似ているかもしれません。転職サイトのCM等ではすぐ新天地があるように謳われますが、新しい地に馴染み開花するまでには相当の時間がかかります。その「守られていた環境」は離れて見なければ気づかないことがほとんどです。
「無くして気づくありがたさ、親と健康とセロテープ」←なんかの看板でみました
なので、会社を離れるなとは言いません、せめて「喧嘩別れはしない」というのが大事だと思います。
離れるにしても「落ち着いたらまた一緒にやりましょう」という環境で一旦ソロ活動が良いと思います。
そして、相手は自分以上に過酷な環境にさらされているという理解が必要です。まずはこの困難を各々が自力で乗り切り、助けてくれない会社や自治体に牙を向くことなく、助け合う気持ちを皆が持てれば必ず新しいイノベーションはあると思います。
僕は配信ライブをご提案します。うまくいけばキャンセルされた雇用の何割かは回復できるかもしれません。
もちろん過酷な状況であることに変わりはありませんが、何より仲間が集まって、いいものを作るという日々が取り戻せるならとても価値があると思います。
ぜひ一緒にやりましょう!