東京電力を救おう!
という流れにはならんもんか?
電気料金値上げ問題でまた世の中が揺れてますね、しかし報道を見る限り引き続き東京電力が悪者扱いされている様な気がしてなりません。
確かに「値上げは東電の義務であり権利である」という若干言葉を選びきれなかった感のあるトップのコメントは少し残念ですが、震災以来東電はさんざん叩かれ、責任を問われ、彼らは出来る限りの努力をして来たと思いませんか?現に東電の関連企業に勤めていた友人も解雇されました、原発が止まり火力発電を主にする以上値上げは避けられないのは明らかです。ここまで来たら考えを改める必要が有るのは僕らなのでは?と思ってしまうのです。
今東京は以前とほぼ変わらぬ状況で穏やかに暮らせています、つまり、僕らは余裕の有る人々と言えます。もちろん引き続き最優先で守るべきは被災地で苦しい生活を余儀なくされている人達ですが、東電社員もまた、苦しい生活を余儀なくされている人達です。
「想定外」という言葉はほぼ正しいと僕は思います、二千年に一度の津波を想定していなかったことを責めるのは酷であり現実的ではない気がします、仮に想定して万全の設備を整えたとすればとても電気を供給できるコストでは無かったでしょう、そもそも万全の設備とはどこまでを言うのか?そこを問われスーパー堤防の建設が業務仕分けで凍結されたのも記憶に新しい出来事です。
言わば一番の被災者は彼らとも言えるかもしれません。そして、彼らはその苦しみが報われること無く、ただ叩かれ、疎まれ、励ましの声ももらえず、それでも僕達に電力を届けようと努力している人達です。十分な電力の恩恵を受け、被災もせず、幸せに暮らしている僕が彼らを非難することなどできません。
震災以来「反原発」が世論の主流になり、原発推進派は発言する前に叩かれるのが現状です。でもこれも一時の感情に流された行動である可能性があることを僕らは考える時期かも知れません。
反原発を唱えるなら、まず自分が30%超の節電を今すぐ出来るかを問う必要が有ります。それは家庭だけではなく、電車も、テレビ放送も、インフラも。ただ「原発反対」と言うのは簡単です、でもそれがどんなリスクを持っているかに目を向ける必要が有ると思います。今でこそ原発がやり玉にあげられていますが、数年前まではCO2を出す悪者と言われていた火力発電に今は頼らざるを得ない状態です。過去も現在も電力の恩恵を受け、衣食住、教育、文化全てに於いて幸せに暮らせて来たのは他ならぬ原発のおかげとも言えます。そして原発の設置を許可してくれた地域の人達のおかげです。
僕は原発を推進する必要はないと思いますが、今苦しんでいる人達を救う為に安全を確保した上での再稼働は致し方ないと思っています。
つまり、そもそも東電は僕達の敵ではなく、共に暮らしを作って来た仲間なのです。その彼らが苦しんでる今手を差し伸べんでどうする!
電気料金が値上がりする理由は東電が悪いからではなく、僕らが原発の恩恵に目をつぶり今まで通りの暮らしを望むからです。原発の再稼働を許さない以上僕達は電気料金の値上げを受け入れる必要が有ると思います、もちろん、その為に東電の経営のムダ削減等出来ることはやってもらう必要があります、でも同時にそこで削減される「人員」もまた大切な暮らしの有る僕らと同じ人間です。僕達の電気料金を守る為に、職を奪われ途方に暮れる人が生まれることも知らなければなりません。
辛いのも、努力しているのもお互い様。まず理解と感謝を、その上で非難するべきか慎重に考えたい物です。罵りあえば互いに失い、励ましあえば互いに得られる幸せは、まず自分が相手ににどんな言葉をかけるかに委ねられていると思うのです。
普天間やTPP、世の中のもめ事の多くは同じ仕組みの様な気がします。自分を守るか、相手を守るか。
難しいテーマですが、みんなが持ってるカルネアデスの板、少しずつ分け合えば幸せになれる人は増えると信じています。
。。。。からの。
水素作ればいいんじゃね?
いきなり話飛びますが、電力問題を漠然と考えてたらそんな結論が出たもんで。
その結論からさかのぼってご説明しましょう。
水素が充分にあれば燃料電池の発電コストが下がります。
燃料電池発電(エネファーム的な?)を家で行えば必然的に電力会社から買う電気の量は減ります。
ですがエネファームも天然ガスなどやはり化石燃料から水素を作り出しています。
ならば自分で水素を作れれば天然ガスを使わずにエネファームを動かせるのでは?
というのが1つ。
そんで
太陽光&風力など自然エネルギーを利用しよう!
とは言った物の自然任せだから発電量にムラがある。
欲しい時に無くて要らない時にやたらあっても困る。
じゃあ蓄電しようにもまだリチウムイオン電池は高い。
そんとき余った電気を買い取ってもらうにしても電力網&仕組みの限界もある。
台風やらでみんなの風車がやたら電気作って供給過多になったらそれこそ大変だ。
じゃあ、その余剰電気で水素作ればいいんじゃね?
ということなのです。
理科の時間に水の電気分解をやったのを皆様覚えてますでしょうか?
水(若干の塩水)に電極をさすと酸素と水素が生まれます。
つまりちっこい風車や太陽光パネルでも、電極を突っ込んで放置していれば酸素と水素を微量ながらもノーリスクで生み出し続ける訳です。
バケツと針金、ペットボトルがあればすぐに水素プラントがご家庭に!
もちろん酸素はそのまま外に逃がしても無害で、水は雨水等でほぼ無限に補給できます。
ですが水素は可燃性で大量に集まった物が引火すると大変です。
なので、作った順に燃料電池に補給する必要があるかと。
ということは、集めた気体の水素を燃料電池に補給する仕組みさえ出来てしまえば良いのではないか!?
それが出来れば、波力や地熱といった不安定でも確実に存在する自然エネルギーでも水素資源に変えて蓄えられるんじゃね?
どう、これ?
でも実現していない所を見るとまだ課題があるのでしょうか?
詳しい人ご意見くださいませ。