イスラエル、レヴィさんの素敵。
「アンネの日記」が破られてますね。不可解な事件、犯人の真意はわかりませんがユダヤ人のみなさまは心を痛められているかと。
この件に関してのイスラエル大使館のコメント(CNNより引用)。
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レヴィ公使は、「われわれは日本および日本の人々と友好な関係にあり、(今回の事件に対する)イスラエル国内の反応は驚きだった。しかし、これはあくまで単独で行われた行為であり、日本国民全体の意思を示すものではないことは誰もが理解していると思う」と述べた。
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なんて素敵コメント!これですよ、これ!
非難するどころか自分が傷ついてもまず相手を気遣う、なんて大人!
悪いことが起きると「あの国の奴らはそう言う事をする奴らだ」とひとくくりに嫌悪感を感じてしまう事があります。僕自身、以前並んでいる列に平気で割り込んでくる外国の人を見て「かの国の人々はやっぱりこういう事が平気なのか」と思ってしまった事があり、隣にいた友人にたしなめられました、「その人がたまたまそうせざるを得ない理由があっただけでその国の人全てがそうな訳ではない」と。その通り。いかんいかん、やっぱり気をつけていても自分にもそういった感情はある。
でも逆にこのコメントを見て「イスラエルの人々は心遣いの出来る素敵な人々だ」というイメージがつくのはいい事ですね。親日、反日などの感情はもともとそういった一人一人の振る舞いが発端なのではないでしょうか?
多くのユダヤ人を救った日本の外交官杉原 千畝氏、ユダヤの人々が日本人を信頼してくれるのは彼の功績による物が大きいようです。
僕がロシアを愛するのも同じ理由ですね、親切にしてもらった恩は消えない物です。
逆に、傷つけられた想い出も負のスパイラルを産みかねない物です。「嫌われている」と思う相手の振る舞いは全てが自分を攻撃しているように見える。そしてその応酬で溝はどんどん深まる。
でもひとたびどちらかが相手を気遣えば、その向きは変えられる物かもしれない。
CNNはこうも書いています。
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またイスラエル大使館の広報官はCNNのインタビューで、事件について謝罪する1000件の電話、手紙、メールなど、日本の政府、国民から同大使館に多くの同情、善意が寄せられたことを受け、本の寄贈を決定したと述べた。
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多くの日本人が大使館に謝罪!なんて素敵!
そうか、他の国の人に誰かが心ない事をしてしまった場合、日本人を代表して大使館に謝るという方法があるのか。
「私たちは決してあなた達を嫌っていない」というメッセージは常に発信していたいですね。
今回の件で日本とイスラエルがいかに強い信頼と愛で結ばれているかが伺えました、きっとこのお互いを気遣う正のスパイラルは今後も続いて行くのでしょうね。
日本と仲が悪いと言われている国の人々ともきっと同じように信頼関係は築けるはず、まず自分が彼らをうがった見方で見ない事、まず自分から相手を気遣うこと。そんなかっこいい日本人になりたい物です。
しかし今回の件で「アンネの日記」を読もうと思う人は増えるでしょうね、犯人の狙いは何だったのか?謎の深まる事件です。